「強制連行」「強制労働」の否定に抗う   ~ 各地の追悼・継承の場をたずねて~ 

 

 

2024年 高麗博物館企画展 

「強制連行」「強制労働」の否定に抗う
~ 各地の追悼・継承の場をたずねて~ 

2024年1月末、群馬県立公園内『記憶 反省 そして友好』の追悼碑(朝鮮人労働者追悼碑)は行政代執行により撤去された。

2024年7月4日(木)~
2025年1月26日(日)

戦後最悪と言われる日韓関係には「徴用工問題」が横たわっています。
その問題を解決するためには、まず
朝鮮の植民地支配を認めなければなりません。
群馬の森追悼碑撤去に見られるように歴史否定の動きがありますが、日本全国に強制連行・強制労働を伝える碑や説明板は数多くあり、犠牲者の追悼、歴史の継承を行っている人々も各地にいます。
 今回の企画展では強制労働についての講演会の他に、私たちがフィールドワークや追悼式に参加した各地の方々をお呼びし、直接活動についてのお話を伺うライブトークも予定しています。
多くの方が応援してくださるようになることを願っています。
 ぜひご来館ください。

講演会


◆8月31日(土)
14:00~16:00

会場・オンライン(後日配信あり)
「朝鮮人強制労働の歴史否定を問う」


竹内康人さん

歴史研究
著書:「調査・朝鮮人強制労働」、「明治日本の産業革命遺産・強制労働Q&A」、「韓国徴用工裁判とは何か」

◆10月26日(土)
14:00~16:00
オンライン(後日配信あり) のみ

「強制動員被害者の人権と尊厳、そして東アジアの平和」

金英丸(キム・ヨンファン)さん

民族問題研究所・植民地歴史博物館対外協力室長
1997年、朱鞠内での強制労働犠牲者遺骨発掘活動に参加。「平和資料館・草の家」(高知、2002-2006)、「民族問題研究所・植民地歴史博物館」(ソウル、2014-現在)で、強制動員、靖国問題など過去清算問題を中心に、平和のための東アジア市民連帯をめざして活動。

参加申込

ライブトーク     (会場のみ)

◆7月27日(土)
14:00~16:00


群馬の森:「記憶 反省そして
友好」の追悼碑を守る会

石田正人さん
今年1月末、群馬の「朝鮮人追悼碑」撤去が県により行政代執行された。これは群馬県の問題だけではない。撤去費用3000万円を市民に請求するという問題を含め、再度、追悼碑建立から現在までをふり返り、共有するための一歩としたい。

 

◆9月21日(土)
14:00~16:00



東アジア共同ワークショップ


金正姫(きむ・ちょんひ)さん
北海道の人造湖、朱鞠内湖。ダム建設などで犠牲となった人々の遺骨を掘りおこし、遺族におかえししたいとの思いから1997年にはじまった。
日韓・在日・アイヌの若者たちが集い、国家・民族を超えたきずなを深め、新しい人間関係の樹立を求めようという取組みが今も続いている。

 

◆11月23日(土)
14:00~16:00

長生炭鉱の水非常を
歴史に刻む会

井上洋子さん
1991 年より三つの目標(①全犠牲者の名を刻んだ追悼碑建立、②ピーヤの保存、③証言、資料の収集と編纂)を掲げ活動を開始。1992 年以来、毎年、事故の日に合わせて、韓国から遺族を招いて追悼集会(追悼式)を開催。2013年2月、目標の一つである全犠牲者の名を刻んだ追悼碑を建立。その後、韓国遺族の当初からの願いであった遺骨収集という大きな課題を掲げ、現在日本政府、韓国政府と交渉するなど活動中。

 

◆12月14日(土)
14:00~16:00


富山県 黒三ダム

堀江節子さん
1930年代の黒部川上流では、軍需物資生産のために労働者の命の危険を顧みず突貫工事で電源開発が進められた。大事故のあとも3日後には天皇から下賜金が出て、工事は続行された。日本人が戦場に駆り出されたあとを埋めたのは朝鮮人労働者だった。


◆2025年1月18日(土)
14:00~16:00


不二越強制連行・強制労働
訴訟を支援する北陸連絡会

中川美由紀さん
戦時中、朝鮮半島から女子勤労挺身隊1089名、男子徴用工540名を強制動員した不二越。侵略と植民地支配の責任追及は、戦後も続く植民地支配との闘いである。連絡会は「在日」とともに不二越門前闘争を軸に徴用工闘争を闘う。

 

参加申込⇒