2024年 高麗博物館企画展
「強制連行」「強制労働」の否定に抗う
~ 各地の追悼・継承の場をたずねて~
2024年7月4日(木)~
2025年1月26日(日)
戦後最悪と言われる日韓関係には「徴用工問題」が横たわっています。
その問題を解決するためには、まず
朝鮮の植民地支配を認めなければなりません。
群馬の森追悼碑撤去に見られるように歴史否定の動きがありますが、日本全国に強制連行・強制労働を伝える碑や説明板は数多くあり、犠牲者の追悼、歴史の継承を行っている人々も各地にいます。
今回の企画展では、各地の追悼の場所をフィールドワークしたパネルを中心に展示します。また、強制労働についての講演会の他に、私たちがフィールドワークや追悼式に参加した各地の方々をお呼びし、直接活動についてのお話を伺うライブトークも予定しています。
多くの方が応援してくださるようになることを願っています。
ぜひご来館ください。
今後のライブトーク
(会場参加・当日オンライン配信・後日配信)
参加費(会場参加・当日オンライン配信・後日配信とも)
一般 1,000円
30歳未満、障がいのある方 600円
◆11月23日(土)14:00~16:00
<この回の会場参加は満員となりました>
長生炭鉱の水非常を
歴史に刻む会
井上洋子さん
1991 年より三つの目標(①全犠牲者の名を刻んだ追悼碑建立、②ピーヤの保存、③証言、資料の収集と編纂)を掲げ活動を開始。1992 年以来、毎年、事故の日に合わせて、韓国から遺族を招いて追悼集会(追悼式)を開催。2013年2月、目標の一つである全犠牲者の名を刻んだ追悼碑を建立。その後、韓国遺族の当初からの願いであった遺骨収集という大きな課題を掲げ、現在日本政府、韓国政府と交渉するなど活動中。
◆12月14日(土)14:00~16:00
富山県 黒三ダム
堀江節子さん
1930年代の黒部川上流では、軍需物資生産のために労働者の命の危険を顧みず突貫工事で電源開発が進められた。大事故のあとも3日後には天皇から下賜金が出て、工事は続行された。日本人が戦場に駆り出されたあとを埋めたのは朝鮮人労働者だった。
◆2025年1月18日(土)14:00~16:00
不二越強制連行・強制労働
訴訟を支援する北陸連絡会
中川美由紀さん
戦時中、朝鮮半島から女子勤労挺身隊1089名、男子徴用工540名を強制動員した不二越。侵略と植民地支配の責任追及は、戦後も続く植民地支配との闘いである。連絡会は「在日」とともに不二越門前闘争を軸に徴用工闘争を闘う。