2018年企画展
関東大震災95年 描かれた朝鮮人虐殺と社会的弱者
ー記憶・記録・報道ー
7月4日(水)
~12月2日(日)
開館時間:12:00~17:00
会場:高麗博物館展示室
休館日:月曜・火曜
入館料:大人 400円、中高生 200円
2018年9月1日は、関東大震災から95年になります。震災時の朝鮮人虐殺については、犠牲者の正確な数が隠蔽され、国家責任もうやむやのまま、賠償もなくきちんとした慰霊もされていません。また虐殺された被差別部落民や障がい者など社会的弱者の存在もも忘れてはなりません。
こうした現実を踏まえて、震災を直接体験し、加害行為の赤裸々な実態を描いた絵画や文章、子どもたちの感じたままの絵などに注目して、事件の本質に迫ることを目指します。
当時の人々は何を記憶し、記録したのか、どう報道したのかにも注目します。今日では教科書から記述が削られ、虐殺にリアルに迫る展示が困難になっています。この厳しい現実に対して、私たちは事件の本質と日本人の朝鮮観、差別意識などをあぶり出していきたいと思います。
画像:竹久夢二(東京災難画信)「自警団ごっこ」
関東大震災から95年 鎮魂
金順子 朝鮮人犠牲者追悼の舞
9月8日(土)14時~16時
会費:1500円(入館料も含む)
会場:高麗博物館
演目:金順子(韓国伝統舞踊家)の
サルプリ舞
立舞(イプチュム)
長鼓舞(チャンゴチュム)
心を込めて。亡くなった方への思いと、今を生きる自分へ。
お話:吉田博徳(日朝教会東京都連合会)
「朝鮮人犠牲者追悼式典を重ねて」
*要予約
8月25日(土)14時~16時
「虐殺を読み解く」
講師:新井勝紘さん
(高麗博物館館長・元専修大学教授)
<!–
–>
10月27日(土)14時~16時
「ろう者の体験と虐殺事件」
講師:小薗崇明さん
(東京成徳大学日本伝統文化学科・助教)
「在日中国人虐殺事件の真相」
講師:小笠原強さん
(専修大学文学部・兼任講師)
<!–
–>
ミニイベント
10月13日(土) 午後2時~2時半
朗読:「花をもって走るハルモニ」
読み手:加賀谷浩子(高麗博物館理事)
元気なハルモニは、荒川の土手を走るときにいつも野の花を持っていた。
地震がくるとすごく怖がるハルモニ。そのわけは、ハルモニが10歳の時、
関東大震災で、、、、。
野の花を持っていた理由もあかされていくのであった。