朝鮮料理店・産業「慰安所」と朝鮮の女性たち

2017企画展

朝鮮料理店・産業「慰安所」と 朝鮮の女性たち
~埋もれた記憶に光を~

神戸の朝鮮料理屋の酌婦の写真 (「大阪毎日新聞」1923年4月27日)

8月30日(水)~12月28日(木)

開館時間:12:00~17:00
会場:高麗博物館展示室
休館日:月曜・火曜

戦前、国家総動員法が施行され、炭鉱・鉱山などに朝鮮人労働者が多数動員されると、企業は労働者の逃走防止や、労働率向上のために、「産業慰安所」ともいうべき接客店を作った。「産業慰安所」には、日本国内の「朝鮮料理店」などで働いていた朝鮮人女性や、新たに朝鮮から来た女性らが動員された。こうした「産業慰安所」は、企業の「労務担当」が関与し、公的動員が行われたことが資料によって明らかになっている。しかし当事者の証言が少なく、資料も限定されており、研究課題も山積みしている。

今回の「朝鮮料理店・産業『慰安所』の朝鮮女性たち」展では、「軍慰安婦」だけでなく、産業界にもこうした事実があったことを取り上げた。展示にあたっては国内6カ所をフィールドワークし、貴重な証言も得た。不十分な点もあるが、で初めての展示であり、この問題解明の出発点になることを期している。


記念講演会 11/11

植民地遊郭と朝鮮の女性たち
~日本の近代公娼制は朝鮮にどう移植されたか~

日程:2017年11月11日(土)
14:00-16:30
会費:1,000円(入場料も含む)定員80人
※終了しました
TEL: 03-5272-3510 / e-mail: kh@kouraihakubutsukan.org
会場:高麗博物館展示室

講師:金 富子(きむ・ぷじゃ)さん(東京外国語大学大学院教授)
日時:11月11日(土) 14:00~16:30
会費:1000円(入館料も含む・要予約) 定員80人

ミニ朝鮮女性史講座(全2回)も開催!


[プロフィール]

日本で生まれた韓国籍の在日朝鮮人2世。専門はジェンダー論・ジェンダー史、植民地期朝鮮教育史。最近は性暴力・性売買、植民地遊廓、戦争責任・植民地支配責任、ディアスポラなどの問題に関心を広げている。日本軍「慰安婦」問題、またジェンダーに関わる様々な問題の解決運動に積極的に関わっている。

主著に『植民地朝鮮の教育とジェンダーー就学・不就学をめぐる権力関係』(世織書房 2005年)、『継続する植民地主義とジェンダー~「国民」概念・女性の身体・記憶と責任~』(世織書房、 2011年)。」
また共著で『日本の軍隊と植民地遊廓』(仮題)を刊行予 定。ほか共著・研究論文多数。


ミニ朝鮮女性史講座(全2回)

●第1回
講座名:朝鮮料理店・産業「慰安所」とは何か?
日程:10月10日(火)13時30分~16時
講師:樋口雄一前館長・朝鮮女性史研究会会員

●第2回
講座名:各地の朝鮮料理店・産業「慰安所」の実態
日程:11月28日(火)13時30分~16時
講師:朝鮮女性史研究会会員

資料代:600円(入館料も含め)  定員:20人
※講座2回とも終了しました。
TEL: 03-5272-3510
e-mail: kh@kouraihakubutsukan.org
会場:高麗博物館展示室